無意識と言う感情

『生きる意味が分らないの…』
そう呟いた君の言葉に
僕はどれだけの真実を見つける事ができたのだろうか

太陽は輝きを顰めながら
ただ僕達を見つめている
もし貴女に心があるのならば
僕達にほんのすこしの力を…

空に舞う君の姿を捕らえた時
僕には君の背に黒い翼が見えた‥
無意識と云う感情に
飲み込まれて君は行ってしまった
例えるならそれは一瞬の情熱
燃え上がる炎は全てを焼き付くし
忘却へ誘うだけ

つかめなかった君の腕を
求めた僕の手の中に
残ったものは一枚の黒い羽根

進化の流れに逆らって
君は自由を手に入れたのだろうか
君の罪は生命のドミノを止めてしまった事
太陽だけがじっと見続けてきた歴史に
君がピリオドをうった‥

つかめなかった君の腕を
求めた僕の手の中に
残ったものは一枚の黒い羽根

君が目指した永遠は
僕とではいけなかったんだね
哀れとは思ったけれど‥同情できない

空に黒い翼が見える
空に黒い翼が見える
見上げた空に黒い翼が舞っている