命の期限

恐怖とは孤独に立ち向かうこと
安らぎとは孤独に慣れるとき

永遠に続く安らぎとは
誰かの温もりを感じる事ではなくて
誰からも愛されることもなく
無為に日々を過ごすことと同意語

生命を終わらせるとき 私は必ず恐怖する

命の終わりは常に突然訪れる
誰もその準備をする事などできない
誰かに与えられた命は 
また誰かによって唐突に取り上げられ
反論する暇さえ与えられない

運命が存在するのなら
おもちゃを取り上げられた子供のように 粛々と従うだけ
孤独へとむかう旅へは、逃れるすべすらない

考えれば 命の期限をきられた人は幸いである
孤独と闘う準備ができるから
私は死を受け入れる前に
命の期限を知りたいと思う
たとえそれが一日前でもかまわない
孤独と闘う時間が欲しい
安らぎをもって旅立つために